They called it POP !!

かんがるうが「POP」だと思うモノをジャンルを問わずに紹介・評論していくという主旨でblogやってます。 気が向いたら、政治問題・環境問題等にも手を染めたいなと(嘘です)。

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姑獲鳥(うぶめ)
(姑獲鳥:鳥山石燕 画図百鬼夜行・前編・陽)

うぶめの事
(前略)世に語り伝ふる、うぶめと申す物こそ心得候はね。其の物がたりに云へるは、産の上にてみまかりたりし女、其の執心、此のものとなれり。其のかたち、腰より下は血にそみて、其の声、をばれう、をばれうと鳴くと申しならはせり。人死して後、他の物に変じ来たる道理候はば、地獄の事も、疑はしく存ぜられ候。如何に候やらん。(後略)
(百物語評判)

意味は良く分かりませんが(笑)、姑獲鳥(うぶめ:産女とも書く)とは妖怪の名前です。死んだ妊婦をそのまま埋葬すると、その無念の心が「うぶめ」という妖怪に変化するという言い伝えがあるそうです。
所謂「京極堂シリーズ」はそれぞれの物語のタイトルに、妖怪の名前を冠しておりそれぞれの言い伝えをモチーフにして起こる事件を解決してゆくと・・・まあ、大雑把にいうとそういうシリーズです。といって、別に妖怪退治の話では決してありませんが。物語の設定は、終戦から数年経った東京。
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新解さんの読み方
いやぁ面白い。
昨日夜勤明けに某TSUTAYAに寄って文庫本の新刊コーナーで拾った本。

これは、三省堂刊「新解明国語辞典」の解説本です(多分・・・)。
かなり前からこの国語辞典あちこちのメディアで取り上げられてました。しかし、実際に手に取ったことはなかったので、どの程度ぶっ飛んだ内容の辞典かは詳しくは知らなかった訳です。

この本の中で紹介されている単語の解説がとにかく凄い(笑)。

一例を挙げると・・・
【公僕】〔権力を行使するのではなく〕国民に奉仕する者としての公務員の称。〔ただし実情は、理想とは程遠い〕

著者の注釈:全員が理想から程遠いわけではないでしょうが、新解さんは公僕から親切にされたことがないのでしょう。


とまあ、全編こんな感じで・・・爆笑ものです。拾い読みができるので、暇つぶしにはうってつけの一冊です。
姑獲鳥の夏
以前から知り合いに勧められていた京極夏彦作品のうちの一冊。
まだ80ページ足らずしか読んでませんが(笑)、引き込まれるような面白さです。

今更ながらに読む気になったきっかけは、京極氏原作『魍魎(もうりょう)の匣(はこ)』の映画を先日観たのが直接の理由。正直・・・訳が分からなかった。内容の半分も理解できなかったと思う。原作を読めばきっと理解できるに違いないと、その数週間後に所謂『京極堂シリーズ』の最初の二冊、即ち『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』を購入→今に至るの図です。

これほど読み進めるのが楽しい小説は久し振りかも知れません。


という訳で、続きは読み終わった後で!
たまには本の紹介を・・・
ケン・グリムウッドの『リプレイ』です。
リプレイ

リフレインプレイヤー(この小説中では「リプレイヤー」と主人公は自ら名付けています) :
過去を何度も繰り返してしまう人のこと。転じて一定時間内を何度も体験している人のこと。当初はSF上の概念であったが、タイムマシンによる物理的時間移動に対して発案された理論である「精神的時間移動」に該当するものである。物理的な時間移動は難しいが精神的範疇にとどまるならば実行は可能であるといわれ、肉体という物理的存在から精神体という精神的存在を遊離させ、それを過去の時間空間に移動させることで可能であるとされている(ウィキペディア・フリー百科事典より引用・・・したものを若干アレンジ(^^;)。

この小説は、まさに上記のような状態に自分の意思に反して陥ってしまった43歳のラジオ局ディレクター、ジェフ・ウィンストンの物語です。

誰もが「もう一度人生をやり直せたら・・・」と思ったことはあるんじゃないでしょうか?
しかし・・・果たしてそれは本当に幸せなことなのか?
この小説はそんな「人間究極の望み」に疑問を投げかけている問題作です。
自分の意思に反して否応なしに人生のある一定の期間を過去(未来?)の記憶を持ったまま、何度も「リプレイ」してしまう主人公の苦悩と絶望・・・そして希望。
「今を生きる事の意味」を切実に考えさせられる物語でした・・・私にとっては(笑)。

それにしても・・・・月並みな感想文だな・・・
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